GPUなしローカルCPUだけで無料無制限でStable Diffusion AI画像生成~FastSD CPU のインストール・使い方~
GPUなしでローカルCPUだけでAI画像生成するというのは
LCMやOpenVINOを利用するというものです
便利なツールとしてFastSD CPUがあるので紹介します
このページではダウンロード先を明記しないので
各自Googleなどで検索してください
FastSD CPU 使用要件
■対応プラットフォーム
Windows, Linux, Mac, Android + Termux, Raspberry PI 4
■必要メモリ
Model (LCM,OpenVINO): SD Turbo, 1 step, 512 x 512
Model (LCM-LoRA): Dreamshaper v8, 3 step, 512 x 512
Mode 最小 RAM
LCM 2 GB
LCM-LoRA 4 GB
OpenVINO 11 GB
■インストール方法
インストールが必要な物は以下の通りです
・Git
・Python3.10か3.11が推奨
・FastSD CPU
■gitのインストール
私はこちらのページを参考にさせてもらいました
■pythonのインストール
こちらのページを参考にインストールしてください
Add Python 3.x to PATHをチェックするのを忘れずに
PowerShellでスクリプトの実行を許可させます
スタートメニューでWindows PowerShellを起動し次のコマンドを実行します
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser -Force
powershellで下記を実行してバージョンが表示されればおk
python --version
Python x.x.x等と出力されればおk
■FastSD CPUのインストール
FastSD CPUをDLしてコマンドプロンプト(管理者権限で起動すると問題なし)から
>cd "FastSd CPU インストールフォルダ"
でカレントディレクトリを移動してから
install.batを実行してください
コマンドプロンプトはFastSD CPUでよく使うので
デスクトップ等すぐアクセスできるフォルダに
ショートカットを作るのがおすすめです
■AIモデルをインストールする
Hugging FaceかCivitaiなどで好みのAIモデル
(ベースモデルSD1.5を選択してくださいSDXLは多分動作しません)
をダウンロードします
FastSD CPU モデル別 画像生成例
利用可能AIモデルには下記があり
本体model type : checkpointmarge
追加学習model type : lora
本体modelをダウンロードしたらFastSD CPUインストールフォルダの下に
modelsフォルダを作りそこへコピーします
追加学習modelをダウンロードしたらFastSD CPUインストールフォルダの下の
lora_modelsフォルダへコピーしますまたpush_modelsフォルダを作ってそこへもコピーして
追加学習modelが必要のないときはlora_modelsフォルダからそのモデルを削除して
必要になったらpush_modelsフォルダから復帰させるのもいいかもしれません
注意:追加学習modelはlora_modelsフォルダにコピーするだけで多分使用される!?
そしてFastSD CPUインストールフォルダの下のconfigsフォルダに移動して
stable-diffusion-models.txtを本体modelだけ追加編集します
ファイルの最後にmodelsフォルダにコピーした
本体modelのパスを追加してください
注意:"",''でくくらないように
ファイル右クリックのパスのコピーをした場合取り除いてください
■FastSD CPUを実行する
コマンドプロンプトを実行して
>cd "FastSd CPU インストールフォルダ"
でカレントディレクトリを移動して
start.batを実行してください
SettingsタブでUse LCM LoRAをチェックして
Lora base model IDを選択します
LCM LoRA model IDはrupeshs/hypersd-sd1-5-1-step-loraを選択するとなぜか上手くいきます
以下こまごまと好みで決定したら
(inference stepsは高く設定すると高画質になりやすいです)
Text to Imageタブで呪文(プロンプト)などを入力して
Generateボタンで作画を開始します
注意:低スペックのPCだと一度に作る枚数NumberOfImagesの値が
大きすぎるとビジーになってしまうので少なめにしてください
■おすすめ使用方法
・デスクトップにコマンドプロンプトのショートカットを作る
・デスクトップに呪文保存用のテキストファイルを用意する
テキストファイルには
cd "FastSd CPU インストールフォルダ"
start.bat
を先頭に書いておいてコマンドプロンプトを起動したときに
コピペすると簡単にFastSD CPUが実行できます
その下に呪文を保存してください
■おすすめ画像閲覧方法
手前味噌ですが以前作った画像ファイル閲覧アプリが便利なのでお勧めします
新しく作った画像が検索で出ないことがありますが
ツリーの検索をファイルを開くときに行っているので
画像を作り終えてからまたファイルを開くをすると
読めるファイルなら読み込みます
windowsの仕様でセキュリティの警告が出ると思いますが
怪しいことはしてないのでzipファイルのプロパティでアクセスを許可すると
警告が出ないようになるはずです
詳細な使用方法はREADME.txtを読んでください
画像ファイル閲覧アプリ(夜のお供に特化)
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