たけとりのろうやひめ



昔々お爺さんが筍をとっていると
竹林の中に光る竹があり
びっくりして調べてみると
女の赤ちゃんがいたのです
おじいさんは赤ちゃんを大事そうに家に連れ帰り
このような老爺にもお子が授かったと
ろうやひめと名付け育てることにしました

ろうやひめは人一倍成長が早くすぐに
少女になりその頃には近所でも評判の美貌の持ち主でした
そしてろうやひめは何もしなくても
男の子たちが色々なものをプレゼントしてくれるので
男の子たちに物をねだって育つようになりました

ろうやひめが淑女くらいに育った時には
沢山の男たちにあれしろこれくれと命令して
いろいろ無理難題を吹っかけていました

そんなある日ろうやひめの噂が
街一番のお金持ちの息子に伝わり
その息子が求婚の話を持ち掛けたとき

およよよ お迎えが来たようです
私は旅立たねばなりません
辛いですがお元気で

とろうやひめが泣きはらし
ろうやひめの迎えに来たのは一台のパトカーでした





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